星たちの下で歴史を刻む

141字以上話したくなった時に使います

2007年9月24日(祝・月)

(前記事に引き続き10年前のことなので事実と多少違う部分もあるかもしれませんが、どうかご了承ください)

 

前記事のとおり、少し悔しい気持ちをモヤモヤと抱えたまま毎日過ごしていた2007年。

 

中学受験を控えていた私は、少しずつ嵐よりもJ.J.よりも伊野尾くんよりも、毎日勉強で頭がいっぱいになっていった。

 

9/24、秋分の日の振替休日だったその日も、私は朝から晩まで塾にこもっていて。

 

多分22時くらい、家に帰ったらお母さんが「なんかジャニーズでTVが騒いでたから録画しといたよ」って声を掛けてくれた。

 

「このままだと第1志望行ける自信がない」、そればっかり考えていた私は、その日がジュニアのコンサートだったことすら頭から抜けていて。

 

ましてや特番が組まれていたことすらも把握出来ていなかった。

 

その当時はPHSしか持っていなかったし、PCだって中学受験の情報収集とかたまにジャニネを開くくらいにしか使わなかったし、とにかくTVで初めて知る情報が多かった。

 

そんな環境下の私にとって、お母さんが録ってくれた番組は完全に刺激物だった。

 

新グループ発表!?

それって伊野尾くんは入る?

え、てかまだYa-Ya-yahデビュー出来ないの……?

 

一気に色々考えが巡ってると、その間に気がついたらメンバーが発表されてて。

 

大好きな人が、入ってた。

 

伊野尾くんが、デビューする。

 

涙がぼろぼろ止まらなかった。

 

いまいち信じられなくて、何回もVHSを巻き戻して、伊野尾くんの名前が大きく出たところを確認して。

 

嬉しい、こんなに嬉しいことってあるんだって思ってぼろぼろぼろぼろ泣いた。

 

裕翔くん、山田くん、知念くん、有岡くん、髙木くん……メンバーJ.J.じゃん、なんだ、やっぱ7なんか組まないでJ.J.で良かったじゃんよ(笑)

でも嬉しい……これからは伊野尾くんがやっとメインで映してもらえるんだ……

 

でも、一通り自担の選出に喜んで、少し冷静になった頭で考えた。

 

薮くんと光くん……?

 

何故か一緒に並ぶ薮宏太と八乙女光に理解出来なくて、考えても考えても分からなくて、気が付いたらそっちで頭がいっぱいになってた。

 

ん……?なんでYYyの2人が混ざってるの……?

え?太陽は?翔央は?

 

YYyはどうなるの……?

 

嫌だ、2人はそんな新しいグループじゃなくていい、YYyは別じゃん、なんで、J.J.とYYyでそれぞれデビューすればいいじゃん、なんで、YYyだけは壊さないで、お願い、

 

さっきまで涙が止まらなかったのに、1回視界を広くした途端別の涙が止まらなくて。

 

泣いた。それはそれはもう泣いて泣いて泣きまくった。

 

私が大好きな伊野尾くんがやっとデビューする。

 

それと同時に、伊野尾くんに出会わせてくれた、大好きな大好きなYYyは……?なくなる……?

 

そもそもなくなるのか?

これどっくんパターンでHey!Say!JUMPとやらとYYy掛け持ち?

 

あ、Hey!Say!JUMPが期間限定とか?

いやHey!Say!ってつくグループは毎回期間限定とかそんなことある?

 

これからJr.はどうなるの?

YYyはどうなるの?

薮くんと光くんはどうなるの?

太陽と翔央はどうなるの?

 

あまりにも一気に与えられた情報が多すぎて、初めて聴いたUltra Music Powerとやらはほぼ耳に入ってこなかった。

 

当時の私にとって、それは完全に「Hey!Say!JUMPが歌って踊ってる」んじゃなくて、「J.J.とYYyの選抜メンバーが歌って踊ってる」光景だった。

 

その後、日を追うごとに段々情報が増えてきて、なんとなく状況が理解出来た。受け入れられなかったけど、理解は、少しずつ。

 

でも、これからはメインで伊野尾くんが見られる。

 

きっとバーターでドラマとか映画とか沢山出させてもらって、いずれは主演を経験して、Hey!Say!JUMPのオリジナルの曲がどんどんどんどんリリースされて、バラエティもきっと出させてもらえて……

 

そっか、伊野尾くんはデビューするんだ。

 

頑張れば、誰かが見ていてくれるんだ。

 

目の前にあることを一生懸命やれば、いつかは結果として現れるんだ。

 

伊野尾くんは、そうだった。

 

じゃあYYyは……?

 

どうしても最終的にそこに辿り着いてしまう思考回路を持ってたら、気が付けばYYyの番組も終わっちゃって。

 

あれ……?なんかこれYYyがどんどんなかったことになってる……?

 

状況の理解は簡単でも、受け入れるにはまだまだ時間がかかって。

 

でもデビュープロモのTVや雑誌には伊野尾くんと、薮くんと光くんの姿があって。

 

ステージの真ん中が定位置だった薮くんと光くんが2列目の両端に立ってて、まだトークも何も出来ない棒立ちな8人を必死に回してて。

 

その姿を見て、ああ、これは受け入れられないとかじゃなくて、受け入れなきゃいけないんだ。

 

受け入れて、きっとこれで良かった、これが良かったって思える日を待たなきゃいけないんだ。

 

そう思えるように、そして何よりも本人たちに思ってもらえるように、伊野尾くんと、薮くんと光くんの居る、Hey!Say!JUMPを応援しよう。

 

そう思うようになった。

 

TVや雑誌の10人は、素人目で見ても向いてる方向とか気持ちとか、何もかもがバラバラで。

 

とにかく大人に必死にしがみついてがむしゃらにやるしかない感がすごく伝わってきて。

 

そんな10人を、このグループを、好きで良かったって思える日がいつか来るまで、とにかく私はついていこう。

 

どんな背景があろうと、デビュー出来たことはもちろん凄いことな訳で。

 

大好きな人たちをもっと大好きになれるように応援しよう。

 

そう思ったあの時から、10年。

 

これで良かったのかは正直当事者じゃない私には今も分からないけど、でも。

 

好きで良かった。

 

それだけは間違いないなって強く思います。

 

改めて。

 

Hey!Say!JUMP、結成10周年おめでとうございました。

 

11年目も、JUMPが正しいと思って進んだ道の先なら、結果的に何が待っていたとしても、どこまでだってついていきます。

 

沢山沢山ありがとう。

 

大好きです。